ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

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銀座のど真ん中で究極の黒ラベルがワンコインで飲める!サッポロ「THE BAR」へ行ってきました!

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究極の黒ラベルを気軽に飲める「THE BAR」

 

銀座に新しくオープンした「SAPPORO THE BAR」へ行ってきました。「最もビールがおいしい瞬間はその日の1杯目」というコンセプトの元、サッポロ生ビール黒ラベルの「完璧な生」を1杯500円で気軽に飲めるビアバー形式のお店になっています。

 

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サッポロビールニュースリリースより

場所はGINZA PLACEの地下1Fで、東京メトロ銀座線の銀座駅改札を出たら右手すぐにお店があります。改札を出れば目前に洒落たビアバーが待っているわけです。地下鉄降りたら2分(体感)でビールです。

 

銀座の地下に登場した黒ラベルの立ち飲みバー

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店内はオールスタンディングのカウンターで20名ほどが同時に入店できるようになっています。お客さんの目の前にビールサーバーがあり、注いでいるところを見ながら楽しむことができます。 

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天井にはサッポロビールのシンボルマークでもある☆が。北極星をモチーフにした北海道の開拓使のシンボル「五稜星」がおいしくビールを飲む人々を見守っています。

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そして「さぁ、飲んでもらおうか!」と言わんばかりに専用グラスがずらっと並んでいます。 

 

黒ラベルを3種類の注ぎ方で楽しむTHE BAR

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THE BARのドリンクメニューはサッポロ黒ラベルのみ。この黒ラベルを3種類の注ぎ方から選んで飲むことができます。

 

THE BARのルールは「ひとり2杯まで」。これは美味しいビールを多くの人に飲んでもらいたいから、ということで、長っ尻せずにさくっと飲むのがTHE BAR流。

 

3種類すべて飲みたいときは、もう一度改めてお店にやってくる必要があります。どれを飲もうか悩むのもまた楽しい時間です。

 

ちなみにメニューには「オールキャッシュレス」という言葉が記載されていますが、7月17日時点では現金での支払いも可能でした。

 

さて、メニューを見てまずは「パーフェクト黒ラベル」からいただくことにしましょう。

 

黒ラベルの究極形態「パーフェクト黒ラベル」

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ビールを注ぐ前に、まずはグラスの準備からはじめます。グラスを専用の洗浄機でキレイにしつつ、 グラスの温度を冷やしていきます。この行程は注ぎ方を問わずすべての注ぎ方で行います。

 

ビールを注ぐ際、店員さんがこれから注ぐ注ぎ方の説明をしてくれます。パーフェクト黒ラベルというのは、黒ラベルを究極においしく飲むために注意すべき「3C」を実現し、専用サーバーから注がれたビールを指します。

 

「3C」というのはミクロン単位に調節されたきめ細かさの泡を注ぐ「CREAMY」、グラスをキレイに洗浄して飲むたびに天使の輪っか「レーシング」が残る「CLEAR」、そして黒ラベルをよりおいしく飽きなく飲めるように徹底した温度調節を実現した「COLD」の3つのCのこと。

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丁寧に洗浄されたグラスを改めて水流できれいに、そして適した温度に冷やしたところでビールを注いでいきます。最初に液体をグラスの7割くらいまで極力泡が立たないように注いでいきます。 

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続いて液体の上にクリーミーな泡を乗せていきます。泡は注ぎ口から真下に出るのではなく横から泡が出るようになっています。これは液体に余計な刺激を与えず、炭酸が抜けないようにしているためです。 

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これがパーフェクト黒ラベル!この日最初に飲むビールはパーフェクトな一杯で。シンボルマークの星のラインできれいにわかれた泡と液体。完璧なバランス。パーフェクトな黒ラベルは見た目の美しさもパーフェクト。

 

飲んでみると、飲み口がとてもすっきりしています。雑味がなく、黒ラベルのもつ旨味が引き出されている感じ。苦味もおだやかで、するすると飲めてしまいます。

 

そして、専用グラスはビールの風味がダイレクトに口に飛び込むように飲み口が薄めに作られています。黒ラベルのおいしさがさらに楽しめるようになっていますね。

 

クリーミーな泡の心地よさと、黒ラベルの持つキレの良さが相まって本当に飲みやすい。気づくとあっという間に420mlが空になってしまいます。これはパーフェクトですわ・・・ 

 

昭和のビールサーバー「スイングカラン」で一気に注ぐ「ファースト」

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続いては「スイングカラン」で一気に注ぎ切る「ファースト」をいただきます。この銀のビールサーバーがスイングカランです。

 

スイングカランは昭和の時代に使われていたビールサーバーでビールを「出す」「止める」しかできません。注ぎ手のコントロールひとつでビールの風味が引き出される、職人気質のサーバーです。

 

現在スイングカランを使っているお店は少ないですが、わざわざスイングカランを使っているお店はそれだけビールにこだわりがある、と言っても過言ではないはず。

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スイングカランの栓を開けて、一気にビールをグラスに注いでいきます! 

 

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420mlのグラスにビールを注ぎ切るまで、およそ4秒。たった4秒、一度で注ぎ切る中で泡と液体が見事な比率に分かれました。お見事!!素人の私がスイングカランで注いだらグラスには泡しか残らないはず・・・それだけ強いガス圧と水流で出てくるビールをコントロールしているのです。

 

THE BARのスタッフさんは、スイングカランでのサーブをマスターするために1か月ひたすら練習を続けてきたとのこと。それでも泡の比率が注ぐ人によって若干変わるのは、注ぐのが難しいということでしょう。

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見事な一度注ぎのファースト。日本のビールの原点・源流ともいえる、爽快感を突き詰めた注ぎ方がここに。

 

飲んでみると程よい炭酸の刺激とすっきりした味わいが喉を抜けていきます。ガス圧が強いスイングカランで一気に注ぐことで、ビールの炭酸がいい具合に抜けるので、すっきり喉を通っていくんですよね。そして程よく黒ラベルの持つ旨味が引き出されて、ほんのり甘みも感じられます。これは爽快の一言につきる飲み心地。

 

飲んで思わず「(ぷはー)あー、今日はこの一杯のために仕事したな」と言いたくなるビール。この爽快感は仕事終わりにこそ飲みたい。

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スイングカランで自撮りするビール好きおじさん。

 

やわらかい喉越しを楽しみ「ハイブリッド」

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最後に「ハイブリッド」を飲んでみます。最後に、と言っていますがTHE BARで一度に飲めるのは2杯まで。ハイブリッドを飲むために、日を改めて訪問しております。

 

ハイブリッドはパーフェクト黒ラベル専用サーバーで液体を注ぎ、スイングカランで泡を付ける、2つのサーバーを使った注ぎ方です。

 

まずはパーフェクト黒ラベルサーバーで液体を注ぎます。極力泡を立てないように、そして炭酸を逃がさないように注いでいきます。

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続いてはスイングカランで泡を付けます。ファーストで注いだような勢いの良さではなく、繊細なコントロールでクリーミーなー泡を乗せていく職人芸。

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最新のサーバーと昭和のサーバーの合作。スイングカランのクリーミーな泡の滑らかな口当たり・のど越しと、しっかりと炭酸の効いたビールがいい刺激になって、もう一口とビールが進みます。これも美味いなぁ・・・

 

軽食メニューもあります

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THE BARには軽食メニューも用意されています。テーマは「銀座のお通し」で気の利いたおつまみ、という感じですね。目玉になっているのは銀座の名店が月替わりでメニューを用意する「銀座サンド」とのこと。

 

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万願寺とうがらしのジャコ山椒をつつきながら黒ラベルを飲む。美味しい。個人的なおススメは、まずはビールだけで1杯めを楽しんで2杯めにおつまみをつつくという飲み方ですかね。

 

銀座で1杯500円でパーフェクトな黒ラベルが飲めるというのは、ビール好きにとってはロールプレイングゲームのセーブポイントみたいな存在ですね。今後も積極的に立ち寄っていきたい所存です。

 

これからビール好きが育て成長するお店になるのかもしれない。

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THE BARがある場所は「黒ラベル」の聖地・銀座。老舗ビヤホールである銀座ライオンの聖地でもあります。そのためか昔からビール好きが集う場所ということで、ビールに一家言持っているお客さんがちらほらいる感じ。

 

スイングカランでビールを注ぐということで、日本でも有数の注ぎ手である重富寛さんの名前を出す方もいたり。どこかで重富さんの注ぐビールと比べられてしまう部分もあるようでした。重富さんと比べられるのはちょっと酷だよなぁ、と思ったり。

 

THE BARの注ぎ手さんは若い方が多く、まだまだこれからどんどんスキルアップしていくと思うんですよね。スキルアップしていけば、THE BARで飲めるビールがさらに美味しくなっていくはず。その先もしかしたらTHE BARを巣立って独立してどこかでビアバーを出すかもしれない。「あのTHE BAR出身者のお店なら間違いない!」みたいな。

 

そういう意味では、THE BARのビールはビール好きのみなさんで応援して、育てていくのがいいのではないかなー、と思うのでした。

 

銀座のど真ん中でワンコインでこだわりの黒ラベルが飲める

サッポロビールの通年アンテナショップ「THE BAR」へ行ってきました。銀座のど真ん中で最高のコンディションに管理されて注がれる黒ラベルがワンコインで飲めるのはまさに破格です。

 

改めてサッポロ黒ラベルというビールがおいしいということ、そして注ぎ方によってそのおいしさが引き出されるということを実感できます。

 

じっくり飲み比べするもよし、会社帰りや飲み会前の0次会に立ち寄ってさくっと飲むもよし。末永く銀座のど真ん中で美味しい黒ラベルが飲める場所として存続してほしいと切に願う「THE BAR」です。