人の少ない、休日のオフィス街にて
タイトルで言いたいことはほぼすべて言い切ってしまいました。
カメラを持って町並みを練り歩きながら写真を撮っていくフォトウォーク的なものも好きですが、時にはモデルを被写体に、ポートレートを撮りたくなるときもあります。
撮影場所が決まっている撮影会ならいざ知らず、自分でポートレートの撮影場所を決めようとなったとき、休日のオフィス街はいかがでしょうか?というご提案です。
今回は、第7回シンデレラガールズ総選挙で、2年連続となる総合2位に輝いた本田未央さんをモデルに、休日のオフィス街で撮影をしてきました。
以前の記事にも書きましたが、ねんどろいどの撮影もまごうことなきポートレートなのですよ。撮影場所を決め、モデルと対峙し、構図や光の具合を確かめながら、ぱぱっと撮らないといけない。そう、これはポートレート撮影なんです!(力説)
撮影場所:八丁堀から茅場町
今回、撮影場所に選んだのは東京メトロ日比谷線の「八丁堀」駅から「茅場町」駅にかけてのエリアです。兜町に近く、オフィスが多い茅場町エリアとオフィス街と住宅街がほどよくミックスされた八丁堀エリア。 今回はこの地図のあたりにスポットを当てて、撮影場所を探していきます。
まずは八丁堀駅から歩いて、川の方へと歩いていくことにしました。
八丁堀には、隅田川に合流する亀島川が流れています。亀島川にかかる橋がよいロケーションなので、こちらを撮影場所の候補としてみました。
撮影場所に決めたのは、八丁堀駅から徒歩10分の「南高橋」です。鉄骨を三角形の形につなぎ、繰り返すことで橋げたの部分を構成する「トラス橋」という種類の橋です。鋼鉄トラス橋としては都内最古、日本でも6番目に古いという、歴史ある橋です。
八丁堀もオフィス街だよなー、と思い込んでやってきましたが、歩いてみると案外住宅が多いのですね。こりゃー目測誤ったかな・・・と思っていましたが、休日の日中ながら人通りもさほど多くないので、このまま南高橋で撮影してみることにしましょう。
被写体と向き合う時間を作りやすい
まずは南高橋の三角のトラスがわかるポイントで撮影してみます。天気も良くて絶好の撮影日和ですなぁ。
以前にモデルさんの撮影会に参加した時も感じましたが、モデルさんを撮影する際には「撮影場所を見つける/決める」「モデルさんと向き合う」「撮る」と、集中したいタイミングがいくつかあります。街中を一人で歩いて、そのあたりの風景を撮るときも同じといえば同じですが、撮影する相手がいるだけに「二人の時間・空間」を作ることになるんですよね。
この二人の時間・空間を作るのに、人通りが多いところだと、場所を決めるのにも難儀したり、撮影するにも気忙しくなってしまったりするような気がします。撮影会で原宿の人通りが多い場所でモデルさんを撮影したとき、無性にわたわたしてしまったのはそのせいなのかな、と今になって思います。
それが、人通りが少ないと、自分のペースで進めやすかったり、少し気持ちに余裕をもって撮影に臨めるような。
人が多い時間帯や場所だと、モデルさんやねんどろいどを相手に堂々と撮影するのにも若干の気恥ずかしさがあるのは私だけではないはず・・・まだまだ精進あるのみ。
ほかにも、南高橋のすぐ側には水門があって、ジェットスキーを楽しむ方々がゲートを通過して行ったり。
ここに歩いている人物を入れると、また違った印象の写真になりそうですね。友人の写真を撮るなんて機会があったら、またこの南高橋で撮影するのも楽しそう。
南高橋近くの川沿いのデッキも人通りが少なく、かつなかなか良いロケーションで、撮影がはかどりました。これはなかなか穴場だったな。
亀島川を進む遊覧ボート、いいですねー。先にはスカイツリーも見えるスポット。
八丁堀エリア、オフィス街と住宅エリアの合いの子で、タワマンもあるけどほどよく下町っぽさもあり、なかなかよいロケーションでした!
人がほとんどいない、休日のオフィス街・茅場町
八丁堀から日比谷線で一駅、茅場町のあたりまでやってきました。八丁堀に比べると完全にオフィス街ということもあり、休日昼間の人通りが少ないですね。人も車もほとんど通らない、ちょっとしたゴーストタウン。
車と人が来ないことを確認しながら、地面にねんどろいどを置いて撮影してみたり。「止マレ」の白いラインがレフ板みたいに光を反射して、下からの照り返しが強くなってしまいましたが・・・やはり、光の当たり方も考えないといけないあたり、ねんどろいど撮影はポートレートだな。
ねんどろいども地面に置いて目線の高さを合わせて撮ってみると、いい具合に現実と非現実が交差する写真になりますね。本田未央、茅場町に降り立つ!
ビルに囲まれた中、人の気配がないというのはなかなか非現実的。ちょっとクールなイメージの写真になりそう。
人が少なくてもルールは守ろう(当たり前)
人が少ない=写真に集中しやすい、という言い方もできますが、勘違いしてはいけないのは「人がいないから何してもいい」ということではない点ですね。
勝手に建物に入ったり、勝手に人の物を拝借して撮影したり・・・人がいてもいなくてもやってはいけないことはやらない。当たり前のことですが、気をつけないとな、と私も改めて感じたポイントです。
ルールをしっかり守れば、撮影もしやすいはず。自分にも改めて言い聞かせて、楽しく写真を撮りたいですね。
休日オフィス街、アリじゃないですか?
ということで、休日のオフィス街に写真を撮りにいってきたという記事でしたが、いかがでしたでしょうか。八丁堀は案外オフィス街ではない、という気付きもありつつ、普段とは違う一面が撮れたような気がします。
また、別のオフィス街でも写真を撮ってみたいと思っております。その時はまた誰かをモデルにして、ポートレート撮影ですかね。
人のいないオフィス街シリーズ
今回のモデル:俺たちの本田未央
ねんどろいど アイドルマスター シンデレラガールズ 本田未央 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
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