赤ワインのようなヱビス「ヱビス 薫るルージュ」
2018年11月20日、店頭に赤いラベルのヱビス「ヱビス 薫るルージュ」が並びました。クリスマスシーズンをターゲットにした「ワインのような」ヱビスと銘打たれたビールとなっています。
赤いヱビスといえば、フランスのシェフであるジョエル・ロブション氏と共同開発した「ヱビス with ジョエル・ロブション 格別の乾杯」というビールがあります。格別の乾杯はシャンパンをイメージさせるビールですが、薫るルージュはワイン、しかも赤ワインなんですね。
ちなみにルージュはフランス語で「赤」を指す単語。ワインといえばフランス、なのでフランス語で赤を指すルージュを冠しているのかな、なんて想像してみたり。
原材料はヱビスのこだわり、麦芽とホップのみ。麦芽にはルージュの色合いを出すためにカラメル麦芽が一部使われています。また、ホップにはモザイクという品種が使われています。甘いフルーツの香りを生み出すホップで、ワインを想起させる甘く芳醇な香りを作るために使われているようですね。
アルコール度数は6%とビールの中ではやや高め。飲みごたえがありそうです。
甘み・苦味・コクが広がる華やかなビール
さっそくグラスに注いでみると、色はビールの名の通りルージュ。琥珀色というよりは緋色、と表現するのがよいのかな。ビールを注いでいる間にも、ほのかに甘いフルーツの香りがただよいます。柑橘っぽい香り。
一口飲むと、まずはフルーティな甘みが広がり、そのあとに苦味が口に残っていきます。甘みは熟したフルーツのような甘みという表現があっているかな。
ビールが喉を通ったあとも、苦味や余韻が口に残り、しっかりとしたコクを感じさせます。ホップのフルーティさや口に含んだときの甘みと苦味、そして香り。渋くはないけど、後味がわりとどっしりしているので、なるほど赤ワインのようなビールとはこういうことかな。
「フルーティ」と聞くと飲みやすくてちょっと軽めなビール、と思いがちですが、なかなかどうしてしっかりビールなので、このあたりはさすがヱビスなのかなと思いました。あくまでヱビスなので、飲みやすいビールではなく、ヱビスらしい飲みごたえや苦味・コクを表現しているといったところでしょうか。
グラス飲みを推奨。ワイングラスも似合うビール
ヱビス 薫るルージュは香りもしっかり楽しみたいビールなので、ぜひグラスに注いで飲むことをおすすめしたいです。香りもよく、色も美しい緋色。普段使いのタンブラーもよいですが、美しい曲線のワイングラスに注いで、色と香りを楽しみながらディナーを・・・なんて飲み方も似合うビールです。
ちょうどこれからクリスマスシーズンに入っていくので、クリスマスディナーを楽しむときのお供にいかがでしょうか。