ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

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「復刻特製ヱビス」を飲んで昭和・平成を振り返る

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復活のヱビスを味わう

 

2019年4月23日(火)サッポロビールより「復刻特製ヱビス」が発売されました。その「復刻」の名の通り、現在のヱビスビールの原型となった昭和47年(1972年)当時の味を再現したものになっています。現在のヱビスビールは、醸造時の酵母をフィルターでろ過する「生ビール」ですが、1972年当時のヱビスビールは酵母を熱処理する熱処理ビールで、その点が大きな違いになっています。

 

ラベルのデザインも1972年当時のものをモチーフにしており、どこかクラシカルな印象を受けるデザインになっています。 

 

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ヱビスビールは1890年に日本麦酒醸造会社から発売された、日本国内でも屈指の歴史あるビールブランドです。ドイツ人技師を日本に呼び、本場ドイツの味を再現したビールとして高い評価を得ていましたが、第二次世界大戦中にビールが配給制になったことに伴いヱビスの名は一旦消滅しています。そこから約30年経過した1971年にヱビスビールが戻ってきます。1971年時点では麦芽とホップの他に副原料を使用していたのですが、1972年には今のヱビスと同じように麦芽とホップのみで醸造されるスタイルになりました。

 

復刻特製ヱビスは、1972年当時の副原料を使わない麦芽とホップのみを原材料としたエビスビールを再現したビールになっています。

 

 ヱビスの歴史については東京・ヱビスの「ヱビスツアー」でお勉強することができます。ツアーの最後にはエビスビールの試飲もついてくる、ためになって美味しいツアーですよ。

daiki-photo.hatenablog.jp

 

 

熱処理ビールならではの「丸み」のある味

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さっそくグラスに注いでみると、ヱビスらしい美しいゴールドのビールが注がれていきます。一口飲むと、ヱビスらしいしっかりとした苦味が口に広がり、ホップの香りが鼻を抜けていきます。熱処理されていることで、味わいに「丸み」があるように感じられます。コクがあるというか、どことなく甘みもほんのりと感じられるよう。

 

現行のヱビスとの飲み比べも面白い

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現行のヱビスビールの原型となった「復刻特製ヱビス」。じゃあ、現行のヱビスビールと飲み比べをしてみても面白いですよね?ということで、飲み比べをしてみることにしました。 

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飲み比べてみた感想ですが、正直にいうとものすごく大きな違いがあるわけではありませんでした。そりゃ、今のヱビスの原型になっているビールなので、大きく違うわけはないのですが・・・違いがはっきりしているのは、現行のヱビスビールは非加熱処理の生ビールなので、飲み口がシャープですね。ヱビスならではのコクはありますが、後味はキリッとした感じ。どっちがどっちかわからない状態で飲み比べしてみると、面白いかも?

 

世代を超えたコミュニケーションに繋がるかも

「復刻特製ヱビス」は1972年当時、戦時中に姿を消したヱビスビールが復活した際の風味を再現したビールです。今年で40歳の私からすると生まれる前からあったビールということで単純にすごいなぁ、と思いますし、私の両親の世代(1950年前後の生まれ)からすると、懐かしさを感じるかもしれませんね。

 

実家に帰ったりして、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんなんかと1972年当時のヱビスをネタに話をしても面白いかも?当時はキリンビールがシェアトップだった中でヱビスビールはどんな感じに見られてたのか、とかとか。ビールをきっかけに話に花が咲く、、、かも?

 

私も奥さんの実家に帰省するときはお義父さんへの差し入れでヱビスの飲み比べセットを買って行こうかな。私の実家に帰るときはお仏壇の父へお供えをしつつ、母とビールを飲もうかと思います。

 

明治時代に生まれ、昭和の時代によみがえり、昭和から平成にかけてプレミアムビールの代名詞となったヱビスビール。令和の時代にヱビスの歴史を振り返りながらヱビスを飲むのもまた一興です。