リニューアルした一番搾りの「黒」
10月10日にキリン一番搾りの黒ビール、その名も「キリン一番搾り<黒生>」が発売されました!一番搾りのリニューアルにあわせて黒ビールも刷新した形となっています。
リニューアルと書いた通り、一番搾りの黒はこれまでも販売されていました。これまでの黒ビールは「一番搾り スタウト」と上面発酵で仕上げた黒ビールでした。今回のリニューアルでは「ダークラガー」というビアスタイルを採用し、一番搾りと同じ下面発酵での黒ビールに仕上げてきています。
ラベルも黒の濃淡を組み合わせた市松模様を取り入れて、なかなか渋く高級感を醸し出しています。
黒ビールらしい芳醇さ、だけど後味すっきり
グラスに注がれたビールは限りなく黒に近いダークブラウンといったところ。写真では光のあたり具合でほぼ黒ですが、じっくり見てみると焦げ茶、という感じです。もっちりした泡が立って、黒ビールらしい香ばしさを出しています。
さっそく飲んでみると、イメージ通りのコーヒーを思わせるような麦芽のロースト香と程よい苦味が口に広がります。でも、後味が意外とすっきりしていて、すっと消えていきます。このあたりのすっきりさは新一番搾りにも通じるところがありますね。
黒ビールと聞くと濃厚で芳醇、ややもするともったりとした味わいと感じてしまうものもありますが、一番搾り<黒生>黒ビールらしさと新一番搾りのすっきりさが上手く組み合わさった、飲みやすい黒ビール。はじめて黒ビールを飲んでみる、という方にもおすすめしやすい一本です。
黒ビール飲み比べの秋になる!?
先日飲んだ「サッポロ黒ラベル<黒>」の記事でも書きましたが、2017年10月は日本の4大ビールメーカーの黒ビールが飲み比べできるタイミングになっています。今回の一番搾り〈黒生〉とアサヒビールの「スーパードライ ドライブラック」は通年商品ですが、サントリーのプレミアム・モルツ黒とサッポロの黒ラベル<黒>はそれぞれ期間限定ビール。飲み比べるなら今しかない!
アサヒのドライブラックが10月上旬醸造分からリニューアル予定ですので、もしかしたら店頭から消えている可能性もなきにしもあらずですが、ちょっと4種類探して、飲み比べしてみようかな・・・
これまでの黒ビールレビューはこちらです